腹痛
痛みの大きさや部位、痛みの持続時間により様々な病気が考えられます
健診異常
病気や体の異常を早期に発見することができるのが、健康診断、がん検診や人間ドッグです。これらの健診で「異常あり」や「要精査」と診断された場合には、何らかの病気が潜んでいる可能性が高いということです。そのため、健診を受けた後放置するのではなく、精密検査として胃カメラ検査、大腸カメラ検査、腹部エコー検査、CT検査などを受けることを強くお薦めします。
特にがんは発見が遅れてしまうと、他の部位に転移してしまったり、命に関わる可能性が高まります。反対に早期に発見することができれば、根本的な治療を選択することが可能となります。
また、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病に対しても早期に治療できる可能性が高まるため、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを減らすことができます。健診で気になることがある方はお気軽にご相談下さい。
血便・黒色便
便に血が混じっている、ティッシュに血がついているといった症状にお気づきの方は、その血の色に注目してください。潜んでいる病気によって鮮血便、粘血便、暗血色便、黒色便など、血便の種類が異なります。
黒色便
胃や十二指腸などの上部消化管からの出血では、血が肛門から排出されるまでに時間がかかり黒色便となります。黒色便の場合には、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、食道がん、胃がんなどが疑われます。胃カメラ検査によって原因を探る必要があります。
鮮血便、粘血便、暗血色便
大腸や肛門からの出血では、比較的排出までの時間が短いため、鮮血便、粘血便、暗血色便などになります。大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎、痔核が原因の可能性があり、大腸カメラ検査により診断を行います。
胃もたれ
胃もたれは暴飲暴食やストレスなどが関係している場合が多くあります。しかしその他にも胃もたれの裏には、ピロリ菌感染や機能性ディスペプシア、急性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がんなどの消火器疾患が隠れている可能性があります。胃もたれの症状がでた場合には、「ただの胃もたれ」として放置するのではなく、胃カメラ検査などの検査を受けることをお薦めします。