肝嚢胞とは?
肝嚢胞(かんのうほう)とは、肝臓にできる液体がたまった袋状の構造物のことを指します。多くの場合、良性であり、特に症状がなければ治療を必要としません。健康診断や画像検査(超音波検査やCT、MRI)で偶然発見されることが多い疾患です。
肝嚢胞の主な症状
肝嚢胞は通常無症状ですが、大きくなると以下のような症状を引き起こすことがあります。
- 右上腹部の不快感や圧迫感
- 胃の圧迫による食欲不振や満腹感
- まれに嚢胞が破裂し、急激な腹痛を引き起こすことがある
- 嚢胞が感染した場合、発熱や腹痛が発生することもある
肝嚢胞の原因
肝嚢胞の原因は明確に解明されていませんが、以下の要因が考えられています。
先天性要因
胎児の発育過程で胆管の一部が閉塞し、液体がたまることが原因とされる。
遺伝的要因
多発性肝嚢胞症は遺伝性疾患の一つであり、家族歴が関与する場合がある。
寄生虫感染
エキノコックス症のような寄生虫感染により嚢胞が形成されることがある。
肝嚢胞の診断方法
肝嚢胞は以下の方法で診断されます。
超音波検査(エコー)
最も一般的な検査方法で、肝臓の嚢胞の有無を確認します。
CT検査
嚢胞の大きさや形状、数を詳しく評価できます。
血液検査
感染や肝機能異常がないか確認します。
肝嚢胞の日常生活への影響
肝嚢胞があるからといって、必ずしも日常生活に大きな影響を与えるわけではありません。しかし、以下の点には注意が必要です。
- 定期的な経過観察:大きさが変化しないか定期的に検査を受ける。
- 食生活の工夫:過度なアルコール摂取や脂肪の多い食事を避け、肝臓に負担をかけないようにする。
- 激しい運動の注意:嚢胞が破裂するリスクがあるため、極端に激しい運動は避ける。
放置しても大丈夫?
多くの肝嚢胞は良性であり、特に治療の必要はありません。ただし、以下の場合には速やかに医療機関を受診することが推奨されます。
- 急激な腹痛や圧迫感が強くなる
- 吐き気や嘔吐を伴う症状がある
- 発熱や黄疸が見られる
気になる方ははなぶさ消化器・内視鏡クリニックまで
肝嚢胞は、ほとんどの場合、無症状で経過観察が可能な良性疾患です。しかし、サイズが大きくなり、症状が出る場合には治療を検討する必要があります。健康診断や画像検査で指摘された場合には、自己判断せずに当院までご相談下さい