女性医師による内視鏡検査
内視鏡検査(胃カメラ検査、大腸カメラ検査)を受ける事に抵抗感をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では院長（女性医師）が内視鏡検査の全例を担当しています。
特に大腸カメラ検査を受ける際に女性が抵抗感を抱かれる傾向にありますが、その理由としてはお尻から内視鏡スコープを挿入していくためです。「お尻を見せるのが恥ずかしい」などの理由で大腸カメラ検査を敬遠される方も多くいらっしゃいます。
女性でも大腸癌による死亡率は増加傾向であり、2017年度の部位別癌死亡者数は大腸癌が女性の第1位です。（下図をご参照下さい） 男女ともに上位を占める大腸癌ですが、その早期発見・早期予防で有効となるのは「内視鏡検査（大腸カメラ検査）」を受けて頂く事です。
部位別癌死亡数（2017年度）
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 男性 | 肺 | 胃 | 大腸 | 肝臓 | 膵臓 |
| 女性 | 大腸 | 肺 | 膵臓 | 胃 | 乳房 |
| 男女計 | 肺 | 大腸 | 胃 | 膵臓 | 肝臓 |
※国立がん研究センターがん情報サービス 最新がん統計より
女性の皆様が健康で末永くイキイキと暮らして頂けるためにも、大腸癌で苦しい思いをされない為にも、当院では女性医師による内視鏡検査を提供して参ります。これまでお腹の違和感を感じていても内視鏡検査に抵抗があり、検査受診を敬遠されていた方は先ずはお気軽にご相談ください。
苦痛を減らした内視鏡検査への取り組み
当院では内視鏡検査を行う際に鎮静剤を使用しています。検査時に鎮静剤を使用するメリットとしては「眠ってリラックスした状態で検査を受けられる事」です。眠っている間に検査が終わるのであっという間に感じられます。
また、緊張した状態だと消化管の動きが悪くなり、検査の質低下（微小な病変組織の見落としなど）に繋がってしまいますので、鎮静剤を使った内視鏡検査は内視鏡医にとっても大きなメリットがあります。
内視鏡検査を受けられる皆様がリラックスした状態で受けて頂く事で、胃がん・大腸がんの早期発見・早期治療が実現できると考えています。引き続き苦痛を減らした内視鏡検査を皆様にご提供して参ります。当院の胃カメラ検査や大腸カメラ検査の特徴については、下記のバナーをクリックして下さい
女性に優しい環境整備
大腸カメラ検査の際は、検査前に腸管内を綺麗な状態にする必要があり、下剤（約２L）を服用して頂きます。患者様の中にはご自宅からクリニックまでが遠く、通院の最中で便意が催さないか不安に思われている方もいらっしゃるかと思います。
そこで当院では、院内で下剤を飲める個室を用意したり(現在準備中です。)、男女別のお手洗いを整えたりと女性の皆様が安心して頂ける環境を整えております。
